集中力が低いプログラマへ

今働いている会社はオープンオフィスだ。

開放的ではあるが気が散りやすい環境。

プログラマはイヤホンで耳を塞ぐことが出来るが、視覚情報だけのハックで本当に大丈夫だろうか。

そんな装備でジャングルを生き延びられるか。

視覚情報も意外と気を散らすものだ。

人が歩く姿を見ると自然に眼球移動が起こっていることに気づく。

注意残余が起こればそこからの回復に数十秒はかかる。

最高の集中状態で何も他に目につかないならば良い。

だけど中程度の集中状態のときにはほんの少しの視覚刺激でも甚大なダメージがある。

これは特に集中力がないと自覚するプログラマに実践してほしい。

物理的に半分パーティションを作る方法だ。

たとえば僕は今日、人の通りが多い方面に向かって使っていないディスプレイを設置した。

まるでついたてみたいに。

これで周辺視野で気を散らすものを少しだけ減らすことが出来た。

この効用は大きいと思う。

僕が思うに集中レベルの高いプログラマというのは、物理的に目が鈍感だったり、聴覚の感受性が低かったりして、自分の世界にこもりやすい環境にあるのではないか。

そんな推測を僕は持っている。

なので集中力を高めるには精神に訴えるのではなく、モチベーションに訴えるのでもなく、物理的に刺激の少ない状態を再現するのが良い。

もしあなたが視覚過敏や聴覚過敏であれば、物理的なハックにより、こんなに安らぎに満ちた世界があったのかと驚くかもしれない。

まさに僕自身がそうだった。

聴覚刺激に対しては耳栓とイヤーマフを二重でつけて対策している。

イヤホンでも良いのだが音楽さえ気を散らす。

静寂と音の壁ではずいぶんとニュアンスが違って感じられる。

あとは取り外しのしやすさも耳栓やイヤーマフの方が優れているように思う。

ディープワークという本にも書かれているように集中状態には静寂は必須だ。

これを何らかのハックで対策しようとするとオリンピックのアスリート並のテクニックや、瞑想の超上級者並の禅が必要とされるだろう。

僕らは人間である前に動物なので環境には勝てない。

心せよ。

物理が敵なら同じく物理がまた僕らの味方だ。

聴覚の静寂、視覚の静寂、耳栓、イヤーマフ、自作パーティションもどき、ニット帽。

念じよ。

Original Text

集中力が低いプログラマへ。今働いている会社はオープンオフィスだ。開放的ではあるが気が散りやすい環境。プログラマはイヤホンで耳を塞ぐことが出来るが、視覚情報だけのハックで本当に大丈夫だろうか。そんな装備でジャングルを生き延びられるか。視覚情報も意外と気を散らすものだ。人が歩く姿を見ると自然に眼球移動が起こっていることに気づく。注意残余が起こればそこからの回復に数十秒はかかる。最高の集中状態で何も他に目につかないならば良い。だけど中程度の集中状態のときにはほんの少しの視覚刺激でも甚大なダメージがある。これは特に集中力がないと自覚するプログラマに実践してほしい。物理的に半分パーティションを作る方法だ。たとえば僕は今日、人の通りが多い方面に向かって使っていないディスプレイを設置した。まるでついたてみたいに。これで周辺視野で気を散らすものを少しだけ減らすことが出来た。この効用は大きいと思う。僕が思うに集中レベルの高いプログラマというのは、物理的に目が鈍感だったり、聴覚の感受性が低かったりして、自分の世界にこもりやすい環境にあるのではないか。そんな推測を僕は持っている。なので集中力を高めるには精神に訴えるのではなく、モチベーションに訴えるのでもなく、物理的に刺激の少ない状態を再現するのが良い。もしあなたが視覚過敏や聴覚過敏であれば、物理的なハックにより、こんなに安らぎに満ちた世界があったのかと驚くかもしれない。まさに僕自身がそうだった。聴覚刺激に対しては耳栓とイヤーマフを二重でつけて対策している。イヤホンでも良いのだが音楽さえ気を散らす。静寂と音の壁ではずいぶんとニュアンスが違って感じられる。あとは取り外しのしやすさも耳栓やイヤーマフの方が優れているように思う。ディープワークという本にも書かれているように集中状態には静寂は必須だ。これを何らかのハックで対策しようとするとオリンピックのアスリート並のテクニックや、瞑想の超上級者並の禅が必要とされるだろう。僕らは人間である前に動物なので環境には勝てない。心せよ。物理が敵なら同じく物理がまた僕らの味方だ。聴覚の静寂、視覚の静寂、耳栓、イヤーマフ、自作パーティションもどき、ニット帽。念じよ。tags:qiita

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https://github.com/YumaInaura/YumaInaura/issues/659