「電子書籍でも、紙の本でも、コンテンツが同じなら、同じでしょ」
って頭では思うのだけど。
実際の感じ方は、まるで違う。
試しに、まったく同じ本を、紙とkindleで比べ読みしてみた。
やっぱり、何かが違う。
本というのは半分はコンテンツだけど、
半分は美術品なんじゃないかと思った。
美術品は目で楽しむもの。
別の材料で作られていたら、別の感じ方をする。

僕らが「コンテンツを読んでいる」というのは、半分は思い込みで、
実は目に文章が飛び込んできたり、本を持った重さや、ページをめくる時の手触りや、そういう「感覚的なもの」を楽しんでいるのだ。
(特に小説を読むような、体験的な読書では)