小説が何の役に立つのかを考えてみる (「夜を乗り越える」の感想)

少なくとも、人生観を変えてくれるきっかけになる。(これ自体、浅はかな表現だが)

たとえば伊坂幸太郎の小説を読んでいると「こういう人生観もあるんだよ」って教えられている気分になる。

 

あとは、諸説を読むことで、一種の思考法が身につく気がする。

特に村上春樹の本を読んでいると、脈々と組み立てられるような文章に「意識そのものの組み立て方」を学んでいるような感覚を覚える。

 

いつの間にか、頭の中での考え事も「村上春樹風」になっていたりする。

これは単に事実を教えてくれるビジネス書では、なかなか起こらない現象だ。

 

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