読書が身に染みる時、染みない時
それは「喉が渇いているか、いないか」の違いだと思う。
砂漠で喉がカラカラの人に水をあげたら、ものすごく美味しく飲み干すはず。
だけど、水分をとりすぎてお腹がタポタポな人は、水を美味しくは飲めない。
読書もまったく同じだ。
「内容に対して、どれだけ喉が渇いているか」
「その内容を、どれだけ切実に必要としているか」
が、読書体験にすごく関わってくる。
たとえば、心身が疲れてたまらない時。
「休息の仕方」について書かれた本は、天からの助けのように感じるだろう。
(今の僕がそうだ)
ちなみに、これは実用書に限らず、小説でも同じだと思う。
(心の特定の部位が「渇いている」という現象があるから)