動機は肉体感覚の中にある
筋力トレーニングをするのは、体を鍛えるためじゃなくて、デスクワークのエネルギー消費から回復するため。
ブログを書くのはアクセスを集めるためではなくて、PCキーボードの軽快なタッチを楽しみ、意識と指先の絶妙なワルツを楽しむため。
糖質制限をするのは体重を落とすためではなくて、食後に死にたいほど眠くならずに、ホルモンの状態を保つため。
読書は賢くなるためではなく、今この瞬間の体験を楽しむため、そしてページをめくる時の手触りや、音や、陰影を楽しむために。
動機と行為がマッチした場合に、それは強力な習慣に変わる。
この動機はすぐに逃げたり、別物にすり替わろうとするので、注意深くその中心を捉える必要がある。
思考ではなく、肉体的な感覚としての「動機」のようなもの。