共通の目的を持たない「ただの友達」が欲しいと思っていた

だけど最近思ったのは、共通の目的があった方が、友達は出来やすいのかもしれない。

 

大人になると、男同士がただ出会って、ただ飲みに行くなんてのは、わりと不自然だ。

仕事も関係なく、合コンを開くのでもなく、何らかの商売でもなく「ただ飲みに行く」ことの難しさをしみじみ感じる。

 

俺だって人から「ただ飲みに行こう」なんて言われても、

「本当は何が目的だろう?」って勘ぐらずにはいられないだろう。

そいつは何らかの具体的な目的があって、俺を飲みに誘っているはずだ。

 

「ただ友達になりたくて」なんて言われても絶対に信じられない。

むしろ大人になってから「ただ友達が欲しい」なんて言う奴は社会的に、わりと気持ち悪い。

大人と大人が、飲みに行くのには「具体的な目的」が必要なものなのだ。

 

だが、安心できる「具体的な目的」さえ掲げれば、少なくとも、裏の目的が隠されていないということだけは提示できる。

たとえばだが、彼女を作りにどこかに遊びに行くという「共通の目的」があれば、ネットワークビジネスではないことは保証できるだろう。

 

となれば、男友達を作るには、共通の目的をでっち上げた方が良いのかもしれない。