禅のひなどりの育て方
朝のスターバックスで2時間。
そろそろサイレンスが崩れてくる。
ここで瞑想をするのも良いけれど、それより良い方法がある。
本当に必要なのは、小さな傾きをほんのすこしだけ修正して、好ましい方向へ動かしていくことだ。
たとえばPCのキーボードを打ち鳴らしている瞬間、ほんの0.1%だけ姿勢を正して、肉体を良い方向に向けてゆけば、だんだんと体は癒やされてゆく。
もしくはダメージがましになっていく。
小さな傾きの積算はあまりに大きい。
インパクトのある一撃も強いけれど、こちらはまた別の種類の影響力を持っている。
世の中には様々な自己啓発があるけれど、僕がおすすめするには、すべての日常の瞬間において、ほんのすこしだけ肉体的に姿勢を正して、呼吸をバランシングし続ける技術だ。
つまり日常を生きながらにして座禅の実践だ。
Zenは本当に繊細なものだと思う。
まだ生まれたてのひな鳥みたいにか弱い。