眠るのが怖い
睡眠が怖い。
これは本能だと思う。
魂を預けるような感覚だ。
もともと人間も闇に怯えていた。
かつて原始時代の話。
眠ることは命取りだった。
猛獣に襲われて命が絶たれるかもしれない。
もう二度と目覚められないかもしれない。
そんな大きな恐怖感がある。
僕は寝付きがあまり良くない。
最近は猿が木から落ちる感覚が何度も起こる。
体も多少ピクピクと痙攣する。
脊柱管狭窄と同じ原因から起こっている気もする。
それもあってなお眠ることが恐い。
だけど今は昨日までと違う。
眠るのが恐いと自意識がちゃんと認知した。
意識に出来ることは黄金の認知。
これが究極のトリガーであると思う。