たとえばサイレンスが崩れそうになる時は、探しものが見つからない時。
あるはずのものがない時。
耳栓を持っていたはずなのに見当たらない時など。
だけど落ち着いて呼吸をする。
急な動作や視点移動をしないようにする。
サイレンスを崩すものは全て優しく取り扱う。
静寂があってこそ。
すべての建築は静寂の土台に築かれる。
決して慌てない。
とても難しいことではあるが、脊髄反射に脳が逆らうたびに可塑性に訴えかける。
たとえ脳の腹筋がまるで出来ていないように思えても、かすかに筋肉は動いている。
抵抗しよう、安らぎを保とうという意思だけでそれがトレーニングになる。
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